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肩の後方脱臼を疑ったら・・・ジャークテスト(Jerk test)をしてみよう

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肩の後方脱臼を疑ったらジャークテスト(Jerk test) 理学療法
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今回は臨床でも使われるジャークテスト(Jerk test)の方法を説明します。他に紹介している検査よりは少しマイナーかな・・・?と思いますが、、、

今回は肩関節の後方の不安定性をテストするものになりますが、肩関節の不安定性のテストは

 

 

もありますので、合わせて要チェックです。

また負荷偏位試験(Load and Shift Test)ロックウッドの不安定性検査(Rockwood test)も忘れてはいけません。これらのテストを複数行って判断していくことになります。

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具体的なプログラムデザインについてはこちらを参考にして勉強しました。超有名な先生が書いている本ですね、おすすめです!

目次

ジャークテスト(Jerk test)

テストされる人の姿勢

・座った姿勢になり腕を前に挙げて肘を直角に曲げます。そのまま手首を動かさずに手のひらを下に向けるように腕を内側に倒します(肩屈曲90°、肩内旋0°、肘屈曲90°)。「アイーン」に近い格好ですね笑

テストする人(検査をする人)の動き

  • 上記の通り座って姿勢をとってもらいます。そのあとは脱力するように伝えておきましょう。
  • 腕を支えたまま、肘を上から押し、軸方向の圧迫を加えて肩に押し付けるようにします。
  • 押しつけたまま、身体に交差するように(腕を手前に倒すように)動かします(他動肩水平内転)。
ジャークテスト(Jerk test)

腕を前に伸ばす

ジャークテスト(Jerk test)

腕を内側に回す。手のひらが下を向いてさらに外側に向けるようにする。

ジャークテスト(Jerk test)

腕を肩に圧迫させる

ジャークテスト(Jerk test)

肩に押し付けながら腕を体に交差させる

動画

みるべきポイント

腕を交差させるように動かした時に、突然の反動コツンとした音が出て肩が外れる(亜脱臼)したら陽性となります。腕を真横に戻すと脱臼は整復されます。

陽性の場合は、肩の後方にある関節包が緩いと考えられます。

まとめ

実際には体重をかけて腕を押し付けるようにして行うことになります。

しかしこれは実際に亜脱臼する可能性があるため、一般の方は少しリスクがあるかもしれません。不安な方は無理して行わないようにしましょう。

ただ、この動作でテストするということを知っていれば、普段の生活の中で似たような動きの時に症状が出た場合に肩の後方不安定性の可能性があるという予想ができますね。

肩関節脱臼というのは、ほとんどが前方に脱臼することが知られているので、このテストで陽性になるのはやや珍しいと思われます。

これらを総合的に行って判断しましょう。要チェックポイントです。

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肩の勉強を始めたいという方は、この本から始めると良いと思います。私はこの本を使って学び始め、「どうやって・何を・どの順番で診ていったらいいか」が分かりました。

テスト単独での信頼性は低いため、他の複数のテストを行って判断するようにしましょう。

その他のテスト結果や主訴との兼ね合いで、何か心配になることがあれば医療機関への受診をお勧めします。

 

 

1) Matsen F.A., S.C Thomas, and C.A Rockwood. Glenohumeral instability. In Rockwood, C. A., and F.A. Matsen : The Shoulder. Philadelphia: WB Saunders, 551, 1990

あくまでも個人的な見解を含んでおり正確性を保証するものではありません。実際に行う場合は各自の判断と責任で行うようお願い致します。また当記事の目的は、医療従事者以外の方が各々で判断できるようにすることではありません。納得して医療機関にスムーズに受診が出来るようなアドバイス、もしくは新人の医療従事者向けとなりますので、無理な範囲を超えて行わないようお願い致します。

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