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スウェーデンハウスのC値っていいの?
スウェーデンハウスは高気密・高断熱のハウスメーカーですよね。
今回は高気密・高断熱を数値的に捉えることができるC値について説明します。私はスウェーデンハウスで注文住宅を建てました。その時にめちゃめちゃ考え抜いた内容をまとめました。特に一条工務店との比較ですね・・・。この2社で悩んでいなくても必ず参考になります!
結論:スウェーデンハウスのC値は0.65㎠/㎡
スウェーデンハウスのC値は0.65㎠/㎡となります。(45坪計算)
このC値は2013年の全棟平均です。
C値とは・・・?
C値とは、家の気密性能を表す数値となります。
要は、どの程度家に隙間があるかどうかという値になります。よって、数値が低いほど気密性に優れているということになります。
計算方法は
によって算出されます。
じゃあ0.65という数値は、どのようなものなのでしょうか・・・?
C値が0.65となると、大体名刺2枚分くらいの面積になります。要は、約100㎠の面積くらいです(10cm×10cmの面積)。
家1つ分のうち、名刺2つ分しか隙間がないということになります。
ちなみに寒さ・暑さを決めるのは気温だけではありません!詳しくは
だまされるな!注意!
今や様々なハウスメーカーが自社のC値を公表していたり、メーカーによってはQ値・UA値(断熱性能を示す値)を発表してくれています。そのためメーカー比較ができて非常に分かりやすいですよね。
C値であれば、一条工務店が0.59という驚異的な数値を出しており、スウェーデンハウスは実質ハウスメーカーの中で2番目に気密性能が高いと考えられています。C値は実際に家が建ってから気密性を測定します。
一条工務店とも非常に迷ったので、その検討内容はこちら!悩んでいる人は必ず見てください!
でも、これにも注意が必要なんです。
C値を見ると、「自分たちの家もこの数値で建てられるんだ!」と思いますよね??実際には、各ハウスメーカーが公表しているC値よりも悪い数値で家が建てられることが多いのです。
それはC値というのは、
です。
You tubeではROOM TOURもありますので、参考になれば幸いです
しかも、C値は、家が建っても測定希望をしないと測定をしてくれないメーカーもあります。
スウェーデンハウスの場合、C値は全棟で測定を行い数値を公表しています。さらに、気密性・断熱性に大きく影響する窓に関しても、スウェーデン現地で加工・製品化されて日本にやってくるため、日本の職人さんの腕に左右されることなく、安定した質の提供ができています。
よってスウェーデンハウスは、C値・Q値・UA値は性は公表されている数値と大きく異なるとは考えにくく、信頼性は高いと思われます。
おまけですが、Q値・UA値(断熱性能を示す値)は、実際の測定値ではなく設計値になります。
Q値・UA値は図面を設計し、計算によって出される数値になっているのです。
その為、Q値とUA値は家を建ててくれる職人さんの技量が反映されていません。よって、断熱性能は職人さんの技量次第では値に大きく差が出てくるかもしれません。
さて、次はC値・Q値・UA値に大きく影響を及ぼす木製サッシについてです。
木製サッシにする理由は?
木製サッシにする理由やメリットについて説明します。
そもそもスウェーデンは
- 国土の約70%が森林
- 国土の約10%が水面
- 「水の都」「北欧のヴェニス」と称される
- ジブリ映画「魔女の宅急便」のモデル、「H&M」や「IKEA」の本拠地
のように、自然が非常に豊かで、日本人にも親しみのある国です。
気温に関しては
気温
- 夏:18℃〜22℃(平均)・最高気温38℃
- 冬:-2℃〜-15℃(平均)・最低気温-52℃
です。
スウェーデンは日本より800kmも北に位置しており、日本と同様に夏・冬の寒暖差があり、非常に厳しい暑さ・寒さが訪れます。
スウェーデンと日本の木材の比較
スウェーデンハウスでは1800年代、森林がどんどん伐採され森林破壊が進んだ歴史があります。
その後1903年に森林保護法が制定、樹齢60年に満たない木の伐採が制限され徐々に緑が増えていったのです。
スウェーデンハウスでは、樹齢80年前後の木を使って家を建てています。ここもスウェーデンハウスのポイントですね。
では、スウェーデン・日本の木の比較をしてみましょう。
日本の木
- 日本国産の安心感
- 木が反りやすい
- 強度に差がある
東南アジアの木
- 成長が早い
- 安価
- シロアリに食べられやすい
スウェーデンの木
- 膨張しにくい
- 強度が強い
- シロアリに食べられにくい
このような特徴があります。
日本の木は山に生えていることがほとんどですので、基本的に斜面にあることが多いです。そのため国産という安心感がある反面、年輪が綺麗な円形になりにくく、反りやすかったり木によって強度が異なるという欠点があります。
スウェーデンの木は、広大な平地の面積に木が植えられているため、外国産ではあるものの年輪が綺麗な円形で、強度の強い真っ直ぐな木を育てることができるのです。
ちなみにスウェーデンの木材は「CEマーキング」という認定を受けており、国土交通大臣の指定を受けています。
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世界はすでに木製サッシ
さて、ではなぜスウェーデンハウスは木製サッシにこだわっているのでしょうか。
まずは、木製サッシの世界的な利用割合を見てみましょう。
1991年、財団法人日本住宅・木材技術センターの調査によって報告されています。
このように圧倒的に日本では木製サッシが使われている割合が少ないです。
当然それは、アルミや樹脂サッシでもメリットがあるからです。それは低価格で大量生産が可能な材料というところです。
先ほども記載したように、日本はスウェーデンほど広大な敷地と恵まれた自然環境がありません。そのため日本では採用したくても出来ないのではないかと考えられます。
世界の住宅の寿命
- 日本:30年前後。近年は最も長期で50年ほど。
- 北米:日本の2倍以上の70〜100年前後。
- 北欧:平均75年前後。築100年〜200年の家でも住み続けている住宅もある。
先ほどの木製サッシ利用割合と合わせてみると、木製サッシを取り入れてる国の住宅ほど、家の寿命は長いということがわかります。
そこで疑問なのが、家の耐久性やシロアリ被害についてですよね。
耐久性が高いと考えられる特に大きい要因は、高品質な木材を使用しているということだと思われます。
計画的な木の伐採、人工物をほとんど使用しない点から住宅自体の耐久性が高いのです。
またシロアリに関しては、スウェーデンハウスの場合は使用する木材にホウ酸を使用しています。
日本のシロアリ防止には、シロアリ防止剤などを家の下に撒いたり、近年では木材自体に薬剤を注入することが多いです。しかし、数十年サイクルで薬剤を撒き直したりする必要もあります。
先ほど言ったスウェーデンハウスのホウ酸処理は、半永久的に効果が持続するのです。ホウ酸についてはこちらのHPを参考に。
よって耐久性、防蟻性を前提に、家の寿命という視点から考えても木製サッシを採用するメリットは大きいのです。
ここまでスウェーデンハウス推しで話をしていますが、他ハウスメーカーにもたくさんメリットはあります!あくまで私自身が調べた結果で個人的な意見です。この記事を見て気分を害された場合はすみません。
スウェーデンハウスには、契約前に実際のスウェーデンハウスの建売の家に泊まることができる宿泊体験というものを行なっています。宿泊体験の詳細はこちら。
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